水戸八景「山寺晩鍾」

みとはっけい やまでらばんしょう

概要

江戸時代、水戸徳川家9代藩主・徳川斉昭公が天保4年(1833年)に領内から選び出した「水戸八景」のひとつです。この地は、かつて久昌寺に付属する学寮「三昧堂檀林」があった場所で、数百名の学僧が修行に励んでいました。夕方6時になると梵鐘の音が町中に響き渡り、それが「山寺晩鐘」という風雅な景観として藩士たちに愛されていました。今は静かな高台に碑が残り、斉昭公自らの筆による「山寺晩鐘響幽壑」という詩句が刻まれています。深い緑に囲まれた静寂の中で、かつての繁栄と学問の灯火を偲ぶことができます。

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