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茨城百景 涸沼
昭和25年に茨城県観光審議会が選定した百景の一つで、涸沼とその周辺の景勝地を指定しています。涸沼川、親沢の鼻、松川居城址、石崎城址など、歴史的な場所を含む13の景観が包含されており、地域の豊かな自然と歴史を象徴しています。記念碑は涸沼を見守るように建てられており、歴史好きや観光客が足を運ぶスポットです。
広浦公園
涸沼の湖畔に広がる公園で、釣りやキャンプ、ウォータースポーツなど、水辺のアウトドアが楽しめます。水戸八景の一つ「涸沼の広浦秋月」として知られ、旧水戸藩主の徳川斉昭が選定した歴史的な景勝地。大杉神社や茨城百景碑など見どころも多く、キャンプ用キャビンやトイレも完備されています。ハゼなどの釣果も期待でき、地元のアウトドア好きから観光客まで幅広く利用されています。
御霊神社
奥谷の鎮守の杜に古くから鎮座している神社です。創建年代は不明ですが、江戸時代の万治年間(1658-1661)には既に存在し、改修が行われたとされています。祭神は御霊姫命で、古くから地域の産土神として信仰されてきました。境内には愛宕神社や富士神社、御作神社なども祀られており、複数の信仰が集約された場所となっています。
圓福寺 天台宗
小栗判官終焉の地として知られ、境内に小栗堂を有する天台宗の寺院です。桜の季節には美しい景観が広がり、静かで落ち着いた雰囲気が魅力。参拝者に親切に対応してくれるお寺で、御朱印もいただけます。
若宮八幡神社
弘安5年に鶴岡八幡宮から分祀された歴史ある神社です。江戸時代の光圀による八幡潰しで一時は吉田神社に改名させられましたが、昭和27年に元の名前を取り戻しました。誉田別命と日本武尊を祀り、陶器の狛犬や拝殿の彫刻が特徴。広い境内には御摂社も祀られており、地域の皆さんに大切に信仰されています。
海土部神社
武甕槌命を祀る神社で、天正5年に鹿島神宮から分祠されました。当時は涸沼南西岸の河岸場として栄えていたため、やがて湖水に向きを変えたそうです。後に水戸光圀により地名をとって海土部神社と改称されました。農地やビニールハウスが広がる中、東向きの鳥居から奥へ進むと到着します。
熱田神社
県道16号沿いに鎮座する歴史ある神社で、御祭神は大物主命。江戸時代の創建とされており、長く地域の信仰を集めてきました。鎮守の杜の中を参道が走り、拝殿は平成11年に改築されています。地域住民によって丁寧に管理されており、古い建物ながら保存状態が良く、参拝者を温かく迎え入れています。
高岡大明神
長徳元年(995年)に酒列磯前神社からご分霊を勧請して創建された古社です。祀られているのは大己貴命と少彦名命。かつて高岡山千手院正法寺を神宮寺としていた歴史があり、今でも常陸三十三観音霊場の第7番札所として信仰を集めています。鎮守の杜に囲まれた境内は秋の紅葉が特に美しく、かつて旧陸前浜街道の長岡宿中心部に位置していた由緒ある場所です。
真照寺
高野山真言宗のお寺で、ご本尊は大日如来です。立派な山門をくぐると本堂があり、境内には位牌堂や七福神像、お地蔵さんなども安置されています。葬儀や供養の際は、ご住職が丁寧に対応してくださると評判です。近くには歴史的な神宿館跡もあります。
宮ケ崎鹿島神社
大同2年(807年)に鹿島神宮からご分霊を勧請して創建された古社です。最大の特徴は、300~500mにも及ぶ長大な参道。杉の巨木に囲まれた静寂の参道を進むと、武甕槌命を祀る立派な社殿が現れます。本殿の龍や仁王像のような彫刻、御扉の絵画など、職人の精巧な細工が随所に見られ、氏子たちに大切に守られてきた歴史を感じさせます。参道入口付近には樹齢を重ねた大杉も立ち、訪れる人たちを圧倒しています。
夷針神社
創建は神亀2年(725年)という1300年近い歴史を持つ古社です。祭神は竈の守護神である奥津彦命と奥津姫命の夫婦神で、延喜式内社の論社として知られています。一の鳥居から拝殿までは約400メートルの長い参道が続き、歴史の重みを感じながら参詣できます。本殿は社殿の裏側から見ることができ、古風な造りが印象的です。参道と並行して車道がありますが、駐車場がないため公共交通機関や近隣への駐車が必要です。
神塚神社
大同年間の創建と伝わり、神塚古墳の上に鎮座する歴史ある神社です。ご祭神は武甕槌命で、鹿島神宮と同じ神様。道路沿いに立つ御神木のシイノキは茨城町の天然記念物で、その立派な姿は遠くからでも目印になるほど。境内には表情豊かな狛犬もあり、節分祭には多くの参拝者で賑わいます。地元の方々に大切に守られ、清掃も行き届いた穏やかな空間です。
福性寺
鎌倉時代から続く古刹で、茨城町の飯沼城跡のすぐそばに位置しています。境内には樹齢400年を超えるカヤの大木をはじめ、古い石仏や五輪塔、阿弥陀如来三尊板など、茨城町の文化財が数多く保存されています。季節ごとに異なる表情を見せ、特に秋の紅葉は圧倒的な美しさで知られています。静かで自然豊かな環境のため、城跡とセットで散歩するのに最適なスポットです。
帝王神社
江戸時代初期には存在していたとされ、明治6年に村社として列格された歴史ある神社です。御祭神は誉田別命(応神天皇)で、創建の詳しい由緒は不詳ながら、その勇壮な社名は地域で長く語り継がれています。農地を背景に、鳥居から社殿まで一直線に続くコンクリートの参道が特徴。境内は比較的手入れが行き届いており、社殿も新しめです。参拝時は鳥居脇の駐車スペースが利用できます。
法円寺
天台宗の寺院で、御本尊は阿弥陀如来。鎌倉時代作とされる木造の阿弥陀如来坐造が安置されており、茨城百八地蔵尊霊場102番にも指定されています。寺務所では御朱印をいただけるほか、手相占いも行っており、人生の迷いや悩みについてアドバイスを受けることができます。駐車場も整備されており、参拝しやすい環境が整っています。
吉備津神社
吉備津彦命を祀る古社。御祭神は四道将軍の一人で、第7代孝霊天皇の皇子とされています。境内の由緒書によれば、日本武尊に従行し、関東唯一の名社と伝えられています。狭い道路の先にありますが、訪れる価値のある歴史ある神社です。
菓笑 堀江製菓
水戸藩九代藩主・斉昭公の歴史に由来する農人形最中をはじめ、昔ながらの和菓子が揃う小さなお店です。よもぎの香りが心地よい草もち、濃厚なあんこが詰まった味噌饅頭など、素朴ながら手間暇がかかった逸品ばかり。どれも手頃な価格で、地元の人たちに長く愛されている和菓子屋さんです。
木村家住宅
江戸時代の長岡宿で栄えた木村家の住宅。かつて17軒あった旅籠のなかで、現存する唯一の建物です。安政4年の大火で焼失後、すぐに建て直されたという歴史を持ち、茨城県の有形文化財に指定されています。映画「桜田門外の変」の撮影でも使用された茅葺き屋根の建物で、江戸時代末期の建築様式を今に伝えています。見学希望の際は、事前に持ち主の木村さんに連絡すると対応いただけるようです。
勘十郎堀跡
水戸藩の財政難を解決するために、3代藩主綱條の時代に計画された一大プロジェクト・勘十郎堀。財政専門家・松波勘十郎を中心に進められた「宝永の新法」による改革の一環で、北浦と涸沼を運河で繋ぎ、奥州からの荷物を海へ流通させることで藩の収入を増やそうとした構想でした。1707年から工事が進められましたが、困難を極めたまま実現に至らず、現在は堀の遺構が残されています。江戸時代の壮大な計画が形として今も残る、水戸藩の歴史を物語る貴重なスポットです。
宝塚古墳
4世紀末から5世紀初めに築造された前方後方墳です。全長39.3メートルで、茨城町内では最も古い古墳とされています。野曽台地の先端部に位置し、周囲には深さ5~7メートルの溝が確認されています。町教育委員会による詳細な調査レポートもあり、きちんと整備されている歴史的な遺跡です。駐車スペースもあるので、地域の歴史を学びながら散策するのに最適な場所です。